紅白みてたら年が明けてしまったんです…
さっそく本題ですが、去年はかなり(?)のドローダウンを喫しました。資産全体の6.8%のドローダウンですから、それなりの額になります。去年の利益が全部吹き飛んで、やや深おしした形ですね。まぁ、元に戻りましたといってしまえばそれまでなんですが…。
この損失、実はサブプライムショックではなくて、年初のトレードでかなりやられた部分が大きいのです。記憶の良い方はわかると思いますが、2008年は年初から荒っぽい値動きをしていました。初心者が犯しがちな、「値を追う」トレードに結果的になってしまって、損失が膨らんでいった形になります。この値を追うというのは結果論であって、やっているときには気づかないのがまた問題なのです。当時はシグナル配信に頼っていたのも、問題をややこしくしてしまいました。
年初の損失が大きかったため、ポジションを少なくし、年央からはポジション0にして原因を探っていましたが、それが結果的に幸いし、サブプライムショックは受けなかったという結果になりました。しかしこれは結果オーライなため、全く自慢できる話ではないでしょう。本当に強い投資家は、サブプライムショックのさなかでも難なく投資を続けることができる戦略を持っていることでしょう。
去年の損失を受け、いくつかの反省と今後の方向性が定まってきました。2008年の最も大きな収穫は実はこれになります。
- 裁量トレードでは利益が出せない。少なくとも、現状では自分にスキルがなくて難しい。自身のスキルアップも含め、超長期で考える必要がある。
- システムトレードは、シグナル配信サービスに頼ってはいけない。他人に頼るといずれついていけなくなる。戦略は自分で構築し、徹底的に検証して納得する必要がある。
- ベトナム株は流動性リスクが高すぎる。戦略の見直しが必要。
というわけで、今年個人的に取り組む事項としては、システムトレードに重点を置きながら、相場に左右されずに勝てる投資を目指したいと思っています。
上にも書きましたがシステムトレードでの成功のカギは、徹底的に検証し、自分にとって本当に納得できる戦略を見つけ出すことに尽きると思います。この、検証というのは単にバックテストのことを指すわけではありません。データの信頼性、市販ソフトならそのソフトの信頼性、未来の自分の資産状態など、およそ考えられることは全て検証し、予測可能なことはそれを織り込まなければなりません。もちろん株価は予測できませんが、自分の給与水準や年齢などはある程度予測できるでしょう。
今までの記事にも書きましたが、2008年後半からコツコツ、シストレの準備をしてきましたので、今年の早い段階で少しずつ実践可能になるんではないかと思っています。本当に勝てるようになれば、投資クラブのメンバーにも少しずつフィードバックしていきたいと考えています。
納得ずくの戦略でも、全てが完璧にいくわけではありません。それが確率現象の最も難しい面です。そしてなんといっても一番怖いのは大きなドローダウンです。このドローダウンをいかに小さくできるかで、投資を継続できるかどうかが決まってくると思います。継続さえできれば、なんとかなると思います。
幸い今回のドローダウンは投資継続可能な範囲に収まっており、今後も引き続き投資を進めていきます。
今年もぼちぼちではありますが、発信していきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
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