2010年1月14日木曜日

今年のこと、システムトレーダーは増えるのか

昨年1年以上かけて作り上げたストラテジと自動売買のシステムを、年初から微修正を行って運用開始しています。

自動売買は想定通り、いやそれ以上に順調に動いてくれていて、しばらくすると運用していることすら忘れてしまうのではないかと感じられるほどです。

長期の運用になると、それなりの不具合もでてくるでしょうから、随時システムの改良は必要かと思いますが、このシステムが運用に多大な貢献をしてくれるであろうことは確かでしょう。

一方、年末から年始にかけて、稼働を開始したアローヘッドが注目されていますが、もし言われているような、デイトレーダーがダメージを受けるようなことになれば、市場がやや変質する可能性も否定できません。だからといってそれを理由にシステムトレーダーが増加するとは考えにくいですが、システムトレーダーに関してはアローヘッドがあろうとなかろうと、今後増加していくことは間違いないと思います。

システムトレードは、ストラテジが秀逸であることはもちろん必須なわけですが、運用する側のスキルや資金量なども成績に多大な影響を与えると思います。スキルを身につけるのは精神面のこともあり、一朝一夕では行かないのが現実でしょう。その意味では、システムトレーダーはじょじょに拡大していき、アメリカの現状3割程度まで増加すればよいほうかなと思います。

より重要なスキルとしては、いかにエッジのあるストラテジを開発するか、その開発力が挙げられます。最近、システムを開発してそれを売って商売する業者が急増しているようですが、今後は開発能力の低い業者はテラスのような場所で淘汰されていくことになるでしょう。

かくいう私もストラテジの開発能力を磨いていかなければなりません。現在のストラテジはそれなりに秀逸と思いますが、いつエッジが鈍るかまでは予測が不可能であり、そのときのために、あるいは資金量が増して行った際のリスク分散の手段として、多くのオリジナルストラテジを保有することは他のシステムトレーダーに対して優位に立つことになります。

そうしたことにも、今年はチャレンジしていきたいと思います。

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