2008年3月22日土曜日

Thinkの特集に見るストリアツムと量子コンピュータの関係?

今日も投資とは違う話ですいません。

Think! - 地頭力トレーニング - 特集の最初の記事に、「ストリアツム」という部位の話が出てくるんですけど、最近の研究で、これはどうやら「直感」を生み出す部位ということになっているらしい。直感は「閃き」とは異なるらしい。直感はなんとなくこう思う、というもので、「閃き」は理屈で説明できるもの。

ストリアツムの従来からの理解としては、「運動を制御する場所」ということになっていて、これはこれで正しい。というのも、運動するときにロジックを考えながら手足を動かしている人はおらず、無意識のうちに動かしていることからも明らか。

この記事を読んでいて「直感」的に思ったのが、ストリアツムは「量子コンピュータ」で実現できるのではないか、ということ。

量子コンピュータは複数の状態を重ね合わせで持っており、これらの重ね合わせ状態の中からもっともらしい答えを出すという性質のコンピュータ。これって、なんとなくこう思う、という直感と似ている気がする。重ね合わせ状態を使って、莫大な組み合わせを瞬時に計算する性質も、ストリアツムと同じ。

この仮説に立てば、アシモとかのロボットの脳が、現代のチューリング型計算機のみで構成されているのは、パーキンソン病患者と同じ状態なのかもしれません。

もちろん直感的にそう思うだけなので、論理的な説明はできませんけどね

Think! WINTER 2008 no.24
Think! WINTER 2008 no.24東洋経済新報社

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